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『神楽、負けてらんないよ?真佑、力を貸して。あの馬鹿狸に出来てうちらに出来んなんて悔しいよ!』
「美愛様と神楽君に協力出来るなんて光栄です!是非、私の力をお使い下さい。…あっ、でももう撫でる事が出来なくなるのは寂しいです。」
『人になっても触らせてあげるから安心して?うちらは、真佑の力になりたいし真佑の力かりないと動物のままだからね。』
『私からもお願いします。真佑さんの力を貸していただけないでしょうか?』
美人な二匹の猫神様と猫君にお願いされてデレデレしている私に隣で冷ややかな目をして見ている涼君がいました。
『相変わらず動物には優しいのですね?だらしがないとも言いますが。』
「まぁまぁ、涼君。真佑さんに力を貸して頂ける神様は立派な方達ばかりです。それだけ、真佑さんに惹かれる物があるのでしょうね?犬神見習いの子達は、まだ霊力もありませんから真佑さんの近くにいて手伝いをしてあげて下さいね?」
蓮上様が、優しく微笑むとシロもドンも嬉しそうに尻尾を振って返事をしました。ちなみにシロは女の子。人が大好きでよく遊んでほしいと自分から近寄ってくる程の甘えん坊。
「ふわぁっ…よく寝た。ん?真佑、お前自分の力使いすぎだろ?顔色悪いからこっちに来い!」
「玄鐘(くろがね)様!?」
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