9話 地球 一人に一つの空間と言う現実

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9話 地球 一人に一つの空間と言う現実

一人に一つの空間と言う現実。 この世界は多数の空間がブロック毎に分かれている。 機械を使わないとしたらだが。 九州に住む人の声がどんなに大きな声でも。 北海道の人には聞こえないのが当然のように。 本や文字を使わないとしたらなら。 人の意識は目の前に居る人ですら。 この世とあの世。 もしかすればそれ以上にその心の声は聞こえない。 しかも。厄介。 自分の身体で理解できるレベルで。 絶対に敵わない世界を体験しなければ。 個人ではそれを。 本当に知ることができないなんて。 知りたくなかった。 人すら救えない世界。 ここは世界じゃない。 支配された場所。 それだけだ。 でも。 それを換えるために。 意識がある。 それを知ってしまった。 これが。 祓う根底。 根拠。 目的。 地球を助ける方法。 宇宙の先から言われたからしょうがないけど。 こんな事できるんだろうか。 どれか一個にしなさい。 あれもこれも。 そんなの。 できるか。 ただそれだけを解らせるために。 人が居るとか。 本当に信じられなかった。 でも。 これが地球。 今、自分を生んでいる世界。 そのもの。
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