第1章

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― 6話 ―  バカが一人、「ただ単にお礼を渡す口実にしたかっただけとかwww」などどいうやつがいたので、私の椅子(空気椅子してる上に私が座った)にしてやった。 『えっと、もう開店しますよ。私は少し後で入るんですよね?なるべく本当に客として入った風を装えるように』 「そうだよ?今日は会話が私たち5人に筒抜けだからね?  あくまでも、客の振りだけだよ・・・?」 『わかってますよ!!!  好みじゃないのに・・・』  私たちは、思わず吹き出してしまった。  あまりにも情けない声で、私たちに聞こえているのにもかかわらずため息をつくので、仕方がなかった。 『なんで笑うんです!?こちらは真剣なんですよ!?!?  私のプライドなんです!!!」 「『『『『ぶふっ』』』』」 『ちょっと!?』 「『『『『す、すまん(すみません)・・・ぷぷ・・・』』』』」 『いい加減に・・・って、店が開いちゃったじゃないですか!  全く・・・』 「行ってらっしゃいw」  私はまだ喉奥で笑いつつ言った。
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