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― 6話 ―
バカが一人、「ただ単にお礼を渡す口実にしたかっただけとかwww」などどいうやつがいたので、私の椅子(空気椅子してる上に私が座った)にしてやった。
『えっと、もう開店しますよ。私は少し後で入るんですよね?なるべく本当に客として入った風を装えるように』
「そうだよ?今日は会話が私たち5人に筒抜けだからね?
あくまでも、客の振りだけだよ・・・?」
『わかってますよ!!!
好みじゃないのに・・・』
私たちは、思わず吹き出してしまった。
あまりにも情けない声で、私たちに聞こえているのにもかかわらずため息をつくので、仕方がなかった。
『なんで笑うんです!?こちらは真剣なんですよ!?!?
私のプライドなんです!!!」
「『『『『ぶふっ』』』』」
『ちょっと!?』
「『『『『す、すまん(すみません)・・・ぷぷ・・・』』』』」
『いい加減に・・・って、店が開いちゃったじゃないですか!
全く・・・』
「行ってらっしゃいw」
私はまだ喉奥で笑いつつ言った。
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