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こんなのいつもの事だから…と、割り切れればいいの
だけど。なかなか辛いものがある。
こんなのはほんの序の口。
記憶に残ってる中で、特に酷かったものは…。
何処かの馬鹿が窓ガラスを割ったはずが
犯人が俺になっていたり。
グループを作っている男子から呼び出されて
みれば、ストレス解消のためにリンチされる。
そして、俺が書いている【冒険譚】をよこせと
いってくる始末だ。これだけは何があろうと
守るがな!これを書き終わるまでは絶対に
守る。
しかし…こんな事が一年の時からあるのに
よく耐えられてるよなぁ。
グラウンドに繋がる階段を教師の方が降りてくるのが
見えてきた。
名前はケイト・モランツェ。
いつも眠そうに目元はクマができており
金髪の後ろ髪を肩に引っ掛けているのが特徴の
23歳の女性だ。
身体つきは…上から。87・59・85と言ったところだろうか。
うむ。相変わらずイイジャナイカ!
「すまーん。居眠りしてて遅くなった…ふぁ~。」
相変わらず締まらないな。まったく、あくびの多い人だ。
「せんせー!今日は何を?」
クラスの中心の人間がこれを聞くのが日常。
口では、「また僕がみんなをまとめるの~?えー」
とか、言ってるくせして。みんなを引っ張るのが
大好き君。
「今日は一対一のタイマンをやって貰う。トーナメント戦だ。」
トーナメントだって…!?今までそんな事やらなかったのにどうして急に…。
でも、トーナメントで優勝すればみんなが
俺を認めてくれるかもしれない!
そうすれば、打ち上げとか街への買い物とか
誘ってもらえるかもしれない!
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