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「ルールの説明をするー。倒れたら負け。以上。」
えええ!!それだけ!!?
まぁ…やるっきゃないよな。
クラスの中からランダムで対戦カードが組まれていく。
そして、しばらくした頃。
この学園で唯一、魔族の血を持ちながら学年トップで
入学を果たした少女。向かいから見ても分かる…。
肩まである髪を、風になびかせる。太陽の光が
いい感じに強調させてくれる。綺麗だ…。
この子が俺の対戦相手かぁ。
入学してからたった半年で…。
王国魔道士。3級2級1級そして特級がある。
その中の1級に半年で特別枠でなってしまった。
そして、彼女のスキルの一つ。
【スペルエンド】いかなる魔法も詠唱不要。
はい。やばーい。
そんな相手にどう立ち回る?なにも浮かばねーよ!
よーし。こうなったら…っ!出たとこ勝負だ。
ケイト先生が右腕を空に突き刺し、開始の構え。
「これより、イリヤ・コンスタンツェとシャロ・ベルマ
よる決闘を始めるー。」
ほとんど無口なコンスタンツェが珍しく口を開く。
「試したい事があるの…。かなり…痛い。
いくよ。本気で。来てっ!」
かなり癖のある喋り方のなのに重みを感じた。
始まりの合図が響く。
来る。
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