1章 ~出会いと出会い~

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「ルールの説明をするー。倒れたら負け。以上。」 えええ!!それだけ!!? まぁ…やるっきゃないよな。 クラスの中からランダムで対戦カードが組まれていく。 そして、しばらくした頃。 この学園で唯一、魔族の血を持ちながら学年トップで 入学を果たした少女。向かいから見ても分かる…。 肩まである髪を、風になびかせる。太陽の光が いい感じに強調させてくれる。綺麗だ…。 この子が俺の対戦相手かぁ。 入学してからたった半年で…。 王国魔道士。3級2級1級そして特級がある。 その中の1級に半年で特別枠でなってしまった。 そして、彼女のスキルの一つ。 【スペルエンド】いかなる魔法も詠唱不要。 はい。やばーい。 そんな相手にどう立ち回る?なにも浮かばねーよ! よーし。こうなったら…っ!出たとこ勝負だ。 ケイト先生が右腕を空に突き刺し、開始の構え。 「これより、イリヤ・コンスタンツェとシャロ・ベルマ よる決闘を始めるー。」 ほとんど無口なコンスタンツェが珍しく口を開く。 「試したい事があるの…。かなり…痛い。 いくよ。本気で。来てっ!」 かなり癖のある喋り方のなのに重みを感じた。 始まりの合図が響く。 来る。
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