第1章

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後輩の男の子に、「霊に触ると、蜘蛛の糸に触れたような不快感がある」と教えられた。 後輩は霊感が強く霊を見る事が出来るらしい。 だから家に誘ってみる。 「家にいると、部屋のあっちこっちで蜘蛛の糸に引っかかるような不快感を覚えるのだけど、一度家に来て霊の有無を見てくれない? 手料理ご馳走するからさ」 手料理って所に引っかかったのか、後輩は二つ返事で承諾した。 「(ヤッターカモゲット)」 って、思っていたら、同期の男が寄ってきて後輩に警告を発する。 「止めとけ、止めとけ。 この女は、掃除が出来ない女何だよ。 此奴が部屋のあっちこっちで引っかかる蜘蛛の糸は本物の蜘蛛の糸で、霊なんかじゃ無い。 お前が此奴の家に行って遣らされるのは汚部屋の掃除だぞ。 だから止めとけ」 久しぶりにカモをゲットできたのに余計な事を言うなーー!
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