カウンターの中から

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 それから数日  私は、いつものように喜苗名本屋の中古販売所のカウンターにいた。  今日はちょっと忙しい、買い取った本の整理がおいつかいない。  ピポピポ メールの着信音だ (ただいまー。今日の夕食は檸檬ちゃんの好きなハンバーグだって)  蜜柑ちゃんからのメールだ。  視線を携帯から外の景色に異動させた。そこには、皆が居るマンションが見えた。  蜜柑ちゃんの部屋の明かりが着いている事を確認して、 (おかえりー。買い取りの本一杯あって少し遅くなりそうだよ)ピッ (どれくらい遅れそう?) (30分くらいかな)ピッ (私待ってるから気を付けて着てね) (先、食べてていいよ)ピッ (待ってる!) (ありがとうね)ピッ  私は、携帯を抱きしめて、 「ありがとうね。・・急ごう」 (おわり) (おまけ)  夕食の時間は8時から。  今は8時25分。蜜柑ちゃんからメールが届いた。 (ぐ~~~~ぅ) (今、1階に到着)ピッ ((≧∇≦)b) 「クス」  キッチンには全員が私を待っていた。 「お待たせ~」グズ (おまけ・・おわり)
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