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蜜柑ちゃんは、私のことは普通の女の子と変わらなく接してくれる。誕生日も1日しか違わなく、お互いの家も歩いて1分と近かったので、気付いたらよくキスをするようになっていた。
蜜柑ちゃんは、男の子の栃ノ木君が好き。
着換え終わった、蜜柑ちゃんが、
「急いでね。ご飯だよ」
「ごめん。すぐ着替えるから」
「うん。先行くね」
蜜柑ちゃんが、笑顔で部屋を出ていった。
女の子を好きな気持ちを私が持っていることは、優美さん、りょうちゃん、多分、奏ちゃんも知っている。
ある嵐の日、
ピカッ ドッカンゴロゴロ
「きゃっ!」
蜜柑ちゃんがいない日、夜中ひとりでトイレに行き部屋に戻る際、あまりにも雷が大きく、部屋に戻れず廊下でうずくまっていたいたら、優美さんが部屋から出てきて、
「檸檬さん、どうしたの?」
「うぇ、雷の音にビックリして、うごげなぐなっだ、うぇうぇうぇ」
優美さんは、私を優しく抱いてくれて、
「もう大丈夫。私の部屋においで。今夜は、一緒にいてあげる」
そう言って、優美さんのお部屋に連れて行ってくれた。
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