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「ぬりつぶす」の続編として読み始めた方には「?」という内容だったと思います。シリーズの2作目としての「オオミズアオ」
このシリーズは伏線があちこちにありますが、必ずしも作中に回収されるわけではなく、シリーズ中の作をまたいで展開しております。
マル=サイ=斉宮の動き
権田組においての桜沢の立ち位置
蒼をやめポストとママとして生きる碧仁に未来は存在するのか
何もかも黒い日本人ではない男とは?
ドクターと呼ばれ、ノンケに荒療治をしているセキ君とは?
シリーズ三作目「想い」
タイトルが思いつかず波多家の本のタイトルを拝借しました(よって波多家の書いた物語とは内容が違います)
実は「想い」を先に書き始めました。途中碧さんが自分の過去に触れるパートがでてきます。その時「オオミズアオ」が怒涛のように降りてきたので2作並行して書くことになり、短かった「オオミズアオ」を先に書き終えることになったのです。
「想い」の終盤、2作がリンクする場面に辿り着いた読者さんが皆「そうだったのか」と思ってくれるといいな……と。
「sin」が月の神を意味することを知り、どうせなら月にこだわろうと色々検索した結果「アルテミス(月の女神)」にいきつき、その先にあった、アルテミスを学名にもつ「オオミズアオ」に辿りつきました。
背中から見る姿と色に惹かれ、タイトルに決めるとすんなりエピローグにつながり一安心。
(月はこれからも出てきますよ)
引き続き「想い」を読んでいただける嬉しいです。
このシリーズの番外編にいきつくまで何か月かかるのか?というボリュームですが、これからもよろしくお願いします。
せい
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