日常

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ボーン ボーン ボーン … いまでは珍しいネジ巻き式の古時計が 現役ゼンをみせつけるかのごとく 小さな店いっぱいに時刻を知らせる。 開いた本から顔をあげると ゴキりと首や肩の関節を盛大に鳴らす 「 あの子は今日もくるかな? 」 ポツリと呟く声は小さく店内の中でこだまする。
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