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第3話 激突!風紀委員!
キーーンコーーンカーーンコーーン
こうおん前で私はチャイムを聞いていた。
朝の予鈴だが、校舎内ではなく校門前でそれを聞いた。
週に一度の荷物チェックだ。
生徒指導部の教師と風いき委員が陣取っている。
強引に突破しようとするものはいない、怪我をしたくないのはみんな同じだから。
「お前! なんだその甘ったるい匂いは! さ朝何食べた?!」
「え、えっと……ゼリーを少しだけ」
「ばっきゃろう! 朝は白米、焼き魚、味噌汁、焼き海苔、付き合わせと決まっているだろうが!」
「す。すいません! うちは共バララキなので母は朝忙しいんです!」
「そうか、じゃあ後でこの書類を書いてこい。毎朝弁当を届けさせる。」
「……わかりました。」
なんと恐ろしい、神をも恐れぬ所業だ。
人の食卓に口を出すなど誰にできようか。
あの名も知らぬ少女は、今後朝食にゼリーを食べる事ができないだろう。
それはアイデンティティを、個性を、生きがいを奪う事に保加ならなかった。
「つぎは、黒羽。お前か……」
「うん、お手柔らかにな」
「お前の相手は俺じゃねえ。こいつkらだ。」
「黒羽さん、今日こそ引導を渡してさしあげますことよ。」
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