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何だか心無しか頭痛がしてきた。
ぼくはあの松永 アキトの死体がある部屋に戻ってこの男とぼくの接点を探そうととりあえずは卒業アルバムを見てみることにした。
パラリ、と捲って松永 アキトを探す。
すると3年B組のところに彼は居た。
茶髪にほとんど無い眉。高校生らしいと言えばらしい風貌で、不良と呼ばれても仕方ないくらいだ。
でも頭痛は増すばかりだ。
次第に頭が割れるように痛くなり始め、ぼくは浅く息をしていた。
記憶が戻り始めているのか……?
ぼくは一回顔でも洗って来ようと思い、洗面台を目指す。
そして、鏡の前まで来たところで驚きで目を見開いた。
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