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「ほな、おっちゃん帰るけど、言うてた拳銃や!ほれ!」
「やったー!ありがと…」
とし坊は驚いた!今まで持ったどのおもちゃよりも、その拳銃は重く、鈍く輝いていた。
「ほなな!とし坊」
「うん!バイバーイ」
笑ってはいるがいっちゃりの目はさっきと違って優しさがない…どちらかといえばニタニタしている
とし坊は早速家に入りリビングにいる父に拳銃を向ける
「お父さん遊ぼー!」
笑顔で虚ろな目だったが急に真剣な顔になり、
「としい!!!それは人にむけるな!!!」
いつも優しいはずの父が隣の家にも聞こえるほどの声で叫ぶ
「貸せ!」
無理やりに取り上げられた玩具…父にはそれが本物の拳銃ということがわかっていた!とし坊は何が何だかわからず立ちすくむ
「お父さんが新しいの買うたるからコレ預かっとく、とし坊はええ子やから我慢できるな」
「わかった」
笑顔で答える…。
とし坊はええ子やからの言葉に弱い…!
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