仕事、辞めました

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前にも増して、男らしさと格好良さに磨きをかけた友人に見とれてしまって、何となく言い訳をした。 「外の賃貸情報見ててさ、声掛けられて、  んで、ここに居んの。  鷹月は?ここで働いてんの?」 「ああ。賃貸じゃなくて、売る方だけどな。  ミツ、家買っちゃえよ。」 ニヤリと笑った顔がセクシーで、ズクンッ…と腰がうずく。 もう少し話しをしたい。出来れば、一晩相手をして欲しい。 「仕事は?何時まで?」 「もう終わった。  ちょうど帰る所だったんだ。」 神は俺の味方か…。 一も二もなく、飲みに誘った。 「あー、これから?  …大丈夫かな…。」 時計を確認して、 「後でちょっとだけ電話させて。」 って…。何だよ、彼女持ちか…。
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