仕事、辞めました

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資料を用意してくれた彼には申し訳ないが、一声掛けて居酒屋に向かった。 どこにでもあるような居酒屋で、隣合って座る。 繁盛しているようで、テーブル席はいっぱいで、カウンター席に通された。 横顔、指、肩幅、視線で値踏みする。 悪くない。寧ろ、好みの部類に入る。 この男は、どんな腰の使い方をするんだろう。 友人をこんな目で見る日が、来るとは思わなかった。 それだけ俺の躯が、どうしようもなく厭らしく創り変えられていると言うことか。 一晩だけでいいんだ。熱くて太い棒で、かき混ぜてさえくれれば。 …どう話を運ぼうか。
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