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…ルームシェア…
誰かと暮らすなんて、考えた事もない。
そもそも、俺みたいな淫乱なゲイ、受け入れられる筈がない。
黙り込んだ俺に、諭すように続けた。
「ちょっと変わった奴らだけど、
中身は俺が保証する。
いざという時には、必ずお前の力になると思う。
会うだけ会って見ないか?」
「まぁ、会うだけなら…。」
断られるのを前提に、家主に会ってみる事にして、連絡先を交換した。
その後は、学生の頃の懐かしい話や、会わずに過ごしたこれまでの事。
鷹月の恋人の事ー驚いたことに、相手は幼馴染みの男だったー
酒の力も借りて盛り上がり、店を出たのは、日付が変わる頃だった。
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