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レストランから車で5分とかからずに、目的の建物に着いた。
想像していたのは、普通の家。
目の前にあるのは、洋館?
手前にある駐車スペースには、既に3台の車が停まっていた。
鷹月は、慣れた様子で車を停めると、俺を促し、預かった紙袋を手にして歩き出す。
門を抜け、チャイムも押さずに玄関の扉を開けた。
「圭さーん、浩輝ですー。
入りますよー。」
家主の了解も得ないまま、上がり込んだ。
「ミツ、こっち。」
俺を振り返ると、まるで自宅かのように、リビングまで案内した。
おそらく、圭さんと言うのが家主なんだろう。
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