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今、俺が持っている情報はあまりにも少なくて、咄嗟に鷹月の腕を掴んで尋ねた。
「おい、ルームシェアって、ここでしてんの?
何かさ、スゴくない?この家…。
それとさ、俺、何も聞いてなかったんだけど、
家主って何者なの?
表の車、ベンツ有ったろ?
っーかさ、鷹月、どんな関係なんだよ?
お前もここに住んでんのか?」
早口で捲し立てる俺を、不思議そうに見ている。
「あれ?俺、言ってなかったっけ?
説明するから、ちょっと待ってて。
コレ、渡してくるから。」
紙袋を持ち上げてみせて、鷹月はどこかへ消えてしまった。
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