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「有り難うございます…。」
展開が速すぎて、追い付けずに戸惑っていた。
気付けば、俺を囲むように皆が集まっていて、正面では鷹月がカメラを構えている。
小池君の掲げるプレートには、『Well Come』の文字が刻まれていて、薫さんに手渡されたワインで乾杯をした。
その様子をポラロイドに納め、所狭しと写真の飾られたスペースに加えられた。
肩を組んで、鷹月が話しかける。
「なっ!変わった奴等だけど、いいだろ?
良かったな、住むとこ決まって。」
「あぁ、そうだな。
鷹月、ありがとな。」
こうして、俺の新生活はスタートした。
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