小暮マルコス洋太

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いくら俺が性にだらしなくても、ここの住人とは無しだ。 これは、俺自身が決めたルール。 そもそも皆は、俺が過去にしていた事を知らない。 「もしかしたら、なんですけど、  今日、泊まって来るかも。  一応伝えとこうと思って。」 「なんだ、コレか?」 親指を立てて不敵に笑うが、その仕草は古すぎやしませんか? 曖昧に笑って誤魔化し、片手を挙げてその場を去ろうとした。 「ミツ!」 呼び止められて振り返ると、名刺のような物を差し出しされた。
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