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目の前に立つのは、小暮マルコス洋太。ブラジルと日本のハーフだと言っていた。
浅黒い肌に、太い眉。大きめの口と厚い唇。綺麗な二重の下に、漆黒の瞳。細身だが、がっしりとした体躯。長い手足。
躰の相性は、ちょっとしつこいが、頗る良い。
普通にしてるだけでも、色気のあるこいつを前にして、躰は既に欲しがっていた。
「じゃあ、行くか。」
先に歩き出した俺の横に立って、肩をすくめた。
「ムードも何もないね。章太郎。」
「セフレにそんなの必要無いだろ。
いいから、早くヤろうぜ。」
部屋に入るなり、ベルトを外して、スリムなデニムを擦り下ろした。
壁に押し付けて、自分は膝立ちになり、まだ萎えたままのそれを舌で弄ぶ。
「せっかちだな。そんなに俺が欲しかった?」
お前じゃなくてコレがな。
心の中で呟いて、喉の奥まで咥え込んだ。
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