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「皆で歩いて来たよ。
ミツくんは、俺がおんぶして、
鉄平は圭さんがおんぶして?」
やっぱり迷惑かけてたか…
「小池君、迷惑かけてゴメン。
じゃあ、着替えも…小池君が?」
「うん。勝手にクローゼット開けちゃった。」
「うわぁ~!ゴメン。大変だったろ?」
申し訳なさから、しばらく酒は控えようと、秘かに思っていた。
「ミツくん軽いし、俺、体育会系で体力あるから、全然大丈夫だよ。
それよりも、昨日みたいに悠真って呼んでよ。
あと、ゴメンよりありがとうの方が嬉しい。」
頷いて、「ありがとう。」と伝えた。
「さて、ちょっと練習行って来るよ。
ミツくんは、ゆっくり休んで。」
そう言って立ち上がると、ドアの外へ消えて行った。
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