文化祭とか、笑える

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「残念だなー」 突然、まさとが声を張り上げる。 「美穂が提案した文化祭の催し物、俺、一票入れたんだぜー、 校長の歴史とか案外ウケそうだし、いいアイディアだと思ったんだけどな!」 投票結果35対2で、少数派に入れたあたし以外の変わりもんはあんただったの… 信じられない、実行委員会のくせに。 「まさとのバーカ」 「な、2人でやろうか?校長先生に掛け合ってさ、どっかの教室借りて」 本気で? 「バーカ、やるわけね~じゃん!お前、本気にしたべ?」 子供みたいにはしゃぐな! ムカつく! 「うるさいな」 「悪かったよ。じゃ、これから、文化祭の打ち合わせいくから。メイクの話、頼むよ。やる奴いなくて」 まさとが立ち上がり、黒いズボンのお尻のあたりをパタパタと軽く叩く。 「やる気ないよ」 「そんなこと言うなよ。あと、もう一つ考えといて欲しい話があるんだけど」 「なに?」 「俺さ、お化け屋敷、美穂と入りたい。返事は早めにくれ。よろしく。じゃな!」 まさとの横顔は真っ赤だった。 【完】
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