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ゆめちゃんがもうどうしようもなくてとうとうなき出しそうになったそのとき、ふたりの前に、ひとりのおじいさんが、紙パックのジュースをにほん持ってあらわれました。
「おい、おじょうさんとぼっちゃん、こんなところでどうしたんだい。まいごにでもなったのかな?
とりあえずのどがかわいただろう。これでものみなさい。」
ゆめちゃんはオレンジジュースのパックを、だいちくんはりんごジュースのパックをとってのみました。
すこしおちついたふたりは、あるたてものの前にいることを知り、そこの店しゅのおじいさんがふたりにのみものを分けてくれたことに気づきました。
そのお店のかんばんには、すすけた文字で、“ア◯◯エ イン◯ジ◯ル”と書いてありました。
するととつぜん、ゆめちゃんとだいちくんのふたりは、大声で笑いだしたのです。
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