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なにしろ、主催する映画祭で、その映画祭の審査員に賞を授与することなど、普通しない…
これはまさに掟破り…
普通ではない。
しかしながら、この映画祭のスポンサーである、台北筆頭社長の葉敬の希望なら、その掟破りもありなのだろう…
と、なると、バニラの扱いが焦点になる。
バニラはリンダと同じく、葉敬に世話になった人物…
そして、二人とも成功し、世界的な知名度を得た。
そして、それを今度は葉敬が利用している。
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