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「じゃあ、俺がそこまで迎えに行くわ」 「えっ!? じゃ……ヒカルさんは今どこに……」 「ん? そこ、俺の近所にある公園なんだ」 「うそぉ!?」  そう言うと、彼女は受話口越しから驚いた声を発していたが、俺はと言うと、彼女の姿を探しながら電話を続ける。 「あー。俺も気分転換によくこの公園に来るんだ」 「そうなんですか! 偶然ですね!」 「おー。あっ! ルリちゃんこっちこっち!」  そして、俺は公園内にあるボート乗り場付近でポニーテールをした女性の姿を見つけた。 「えっ!? あ、あーっ!」  彼女は驚いた表情で俺を見ていたが、服装がなんとも可愛らしい。  桃色のパーカーに、紺色のデニムジーンズ、白色のお洒落なサンダルを履いていた。  正に春から夏に向けて暑くなるこの季節にうってつけな服装だ。 「ヒカルさん!」 「おー。ルリちゃんだ。その服装、可愛いね」 「えーっ! ホントですか!? ありがとうございます!」  彼女はと言うと、俺の言った事に頬を赤らめながらも笑顔で答えてくれた。   「お、おー……」  俺は先程言った言葉が恥ずかしくなり、ついそっぽ向いてしまったが彼女は相変わらず眩しい笑顔を俺に向けてくる。
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