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「……あんな奴、彼氏とは呼べません。化物です」 「……え?」 「あっ! いや! 今のは聞いてないことにしてください! ではっ!」 「お、おい!」  しかし、彼女は慌てた様子で言うと、その場から立ち去ってしまった。 「何なんだ。あの慌て様は……」  明らか様『これ以上は聞かないで!』と拒絶された様な気分になった俺は、ガックリと肩を下ろし、暫くの間ベンチから動けないでいた。
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