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けれど………
文字通り現くんと “一心同体” だった夢ちゃんは、蓄積した嘆きをどうしていたのでしょうか?
現くんに気づかれないようにひた隠しにしていましたが、夢ちゃんは心が休まる暇などありませんでした。
日が昇っている間は、現くんと同じ痛みを受け続け
日が沈んだ後は現くんの心を休めるために、夢を創造するのに大忙し。
次第に弱っていった夢ちゃんは、別のものに逃避するようになったのです。
それは…日中自分の好きなように行動し、自分のやりたいことにだけ没頭すること。
夢ちゃんは心の中で痛みを受け続けていても、好きなことに没頭することで、かろうじて痛みから耐えられていました。
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