【序章】 お伽話

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純粋無垢な夢ちゃんだけが、日中の創造物を壊す痛みを感じ続け… 忘れるためにますます奔放に行動していきます。 それでも、夜には変わらず兄に夢を提供していきました。 「お兄ちゃんが…無事ならいいや」 そう思い、兄の前では決して涙を見せませんでした。 代わりに1人のときは泣き続けました。 夢を兄に提供している間も、次第に涙を隠せなくなりました。 兄に悟られないように泣くのが、妹は本当に上手になりました。 妹の心はすっかりバラバラになりそうでした。
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