第2章

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羽田会館の裏通りで、美里を後ろから羽交い絞めにした。悲鳴を上げられないよう、素早く口にハンカチを押し込む。 あらかじめ停めておいた車に押し込む。 思いのほか抵抗が激しくて驚いたが、やがて薬が効いたのだろう、後部座席でぐったりとしている。 制服をまさぐり、スマートフォンを探し当てる。 やわらかな太腿が何ともそそる。 だが、今はそれどころでは無い。 愉しみは後にとっておかなければ。 幸いなことにスワイプするだけで画面が表示された。 GPS機能で居場所がばれたらかなわない。 最悪、物理的に破壊することも考えたが、これならば問題無い。 SNSを開き、コメントを入力する。 『彼氏ができました!』
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