第三章 その2 独裁王、ホークアイ

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第 七 章 どうやって合体するか 「人類を喰いつくす邪精だ。琥珀には秘めた力があり、諸国が欲しがっている。 ホークアイがもっと強大な力を持ったら……。 そんな者をのさばらせていては、いかんだろう?お嬢ちゃんよ」 グラナートは 苦笑して翠蘭の頭を撫でた。 翠蘭は しぶしぶコックリした。 さて、どうやって 合体するか!?アンバニアに教わるしかない。 「分からんよ」と、アンバニア。 「わからん!?」 群青(ジョー)が叫んだ。 「なにせ、無我夢中だったんでな。戦った後、離れることはできたが ホークアイに憑依されておった」 「離れられるのか??婆ちゃん」 心底心配そうに 翠蘭はすがりつく眼で老婆を見つめる。 「憑依されようが、離れられようが 構わんが、その前の段階――、 一体化できなければ話にならねえ。思い出せ、婆さん!!」 髪を掻き毟りながら 群青(ジョー)が咆える。
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