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第三章 その2 独裁王、ホークアイ
軍隊を持たないオッドアイの国はたちまちホークアイ国に占領され、
豊富な食料や琥珀もすべて押さえられ、何の武装もしない民たちは無残に殺され、半分は奴隷に連れ帰られた。
これらの司令を下したのは、ホークアイの独裁王。
まさに ホークのように獲物を狙っては、近隣の諸国に攻め入り版図を広げている。
噂では 奴隷女の産み落とした子どもという出自。
野心たるやものすごいものがあり、少年時代に兵に志願してから支配者になり上がった。
ゆえに 最初から安穏な生活に恵まれているオッドアイ国民への嫉妬も深い。
このホークアイの王を 倒さなければオッドアイに平和は戻ってこない。
そう 宣言して立ち上がったのが、アンバニアと相棒だ。
奴隷にされた人々を救うため、ふたりでホークアイへ潜入。
この時の戦いで相棒はホークアイに殺される(と、アンバニアは思い込む)
哀しみに暮れながらも、アンバニアはホークアイと闘い、勝利する。
しかし、ホークアイの魔の魂は相棒に乗り移り、生き返ったふりをして生き続けた。
そして 古代から気の遠くなるような時間が流れ、上流階級と裏社会を支配する悪漢になり、暴虐のかぎりを尽くしている。
そこで ジャマになったストリートチルドレンたちとそのボス、群青(ジョー)を消すため、翠蘭を洗脳して攻撃させたのである。
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