0人が本棚に入れています
本棚に追加
そう言うとマッコは宙ぶらりんの子豚Cの首に短剣をあてました。
それを見た子豚Aは近くにあった木のオタマを手に持ち、炎へ飛び込み必死に走りました。
子豚A
「びゃめ"ろ"お"お"お"お"!?」
子豚Aは走ります。一生懸命に走ります。宙ぶらりんの子豚Cを助ける為に。
でも首に短剣をあてるのは恐ろしい魔女のマッコです。子豚Aの声は気にしません。サクッと子豚Cの首を切ってしまいました。
子豚C
「がほお!?ごぼごぼごぼ……」
子豚A
「びゃあ"あ"あ"め"え"え"え"ぼお"お"お"!?」
首を切られた子豚Cの血は、タラタラと鍋に落ちていきます。それをフンフンと鼻唄を奏でながら眺めるマッコに子豚Aはオタマを振りかざし飛びかかりました。
でも残念な事にオタマはマッコにとどきませんでした。マッコがどこからともなく大きなハンマーを取りだし、ハンマーで飛びかかる子豚Aの頭をゴンッと叩いたのです。
頭を叩かれた子豚Aは地面にドサリと倒れピクピクしています。
マッコは再びレンガの家を見ました。家の中では子豚Bが恐怖でロースを抜かしていました。
マッコ
「まあまあ、立てなくなっちゃったの?うふふ、それは好都合」
最初のコメントを投稿しよう!