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次の日、冷たい床で目をさました三匹は残った食べ物を持ち、館を出ました。
子豚A
「さ、お土産も貰ったし家主が戻って来る前に行こうか」
子豚B
「でもどこに?」
子豚C
「とりあえずこの先にある森まで行ったらどうかな?」
三匹は館を出て森に向かうことにしました。しばらく歩き森に入ると一軒の藁の家が見えてきました。一見して使われていない様子の藁の家。扉を開けると中は埃がたまり、やはり使われていない様子でした。
子豚A
「よし決めた。俺はここに住む」
子豚Aは藁の家に住むことにしました。藁の家は狭く、一匹で住むのがやっと。子豚B、Cは藁の家を諦めて更に森の奥に進みます。
しばらく歩くと一軒の木の家が見えてきました。一見して使われていない様子の木の家。扉を開けると中は埃がたまり、やはり使われていない様子でした。
子豚B
「よし決めた。俺はここに住む」
子豚Bは木の家に住むことにしました。木の家は狭く、一匹で住むのがやっと。子豚Cは木の家を諦めて更に森の奥に進みます。
しばらく歩くと一軒のレンガの家が見えてきました。一見して使われていない様子のレンガの家。扉を開けると中は埃がたまり、やはり使われていない様子でした。
子豚C
「こりゃ、いい家だ」
子豚Cはレンガの家に住むことにしました。レンガの家は広く、一匹で住むには少し大きな家でした。
こうして遊んで食べてばかりの食いしん坊の三匹の子豚は自分の家を手に入れました。
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