0人が本棚に入れています
本棚に追加
三匹の子豚が自分の家を手に入れた頃…古ぼけた館の前に一人のそれはそれは美しい女性がいました。
その女性の名はマッコ。古ぼけた館の主です。
マッコ
「いやあ~、やっぱりあの街のスイーツ店はひと味ちがうよね~。ついつい買いすぎちゃったよ~」
マッコは館の前でウキウキとはしゃぎます。しかし、そんなマッコのウキウキ気分は打ち砕かれる事に。扉を開けると、絨毯に沢山の泥汚れがあるではありませんか。
そう、その泥はマッコが留守にしている間に上がり込んだ三匹の子豚の仕業。
唖然と泥の足跡を見るマッコ。その表情はみるみる青くなっていきます。何故なら、足跡は真っ直ぐ台所の方に続いていたからです。
マッコ
「そんな…まさか!?」
マッコは駆けました。荒ぶる風よりも速く廊下を駆けました。
そして台所に入るマッコ。
そこには…。
マッコ
「ぃいいゃやああああああ!?」
そこには食べ散らかされたスイーツが…マッコは崩れおちました。
マッコ
「誰が…いったい誰がこんな真似を」
マッコはワナワナと震えならがら泥の足跡を見つめました。そして立ち上がると足跡を追います。扉までくるとぬかるんだ地に複数の足跡がある事に気がつきました。
足跡は真っ直ぐ森へと続いてます。
マッコ
「こぉおおのぉ怨みいぃいい…晴らさでおくべきかあああああ!!」
目は真っ赤に染まり、手からは炎が立ち上ぼるマッコ。
そう、マッコの正体は恐ろしい魔女だったのです。
マッコ
「絶対に犯人を捕まえて…八つ裂きにしてやる!パク…ん~、おいちぃ」
シュークリームをほおばり、口の回りをクリームでべろべろにしながら甘味の復讐を誓うマッコだった。
最初のコメントを投稿しよう!