三匹の子豚

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藁の家を手に入れた子豚Aは、埃だらけの家を掃除しました。 子豚A 「ふう…まあこんなもんだろ」 掃除を終えた子豚Aは、館から持ってきた団子を美味しそうにほおばりながら休んでいました。 すると突然。 トントントン。 誰かが扉を叩く音が聞こえます。 子豚A 「誰だ?客か?」 子豚Aは手に持っていた団子を一串、一気にほおばると扉に近付きます。 子豚A 「はい、どちらさま?」 女 「突然すみません。実は探しモノをしていまして…この辺りにいるはずなのですが一緒に探して頂けませんか?」 子豚A (女!?しかも可愛い声。ヒャッホーイ!) 子豚Aは意気揚々と扉を開けました。するとそこに立っていたのは微笑む美しい女性。 子豚Aは舞い上がりました。こんな綺麗な女性が訪ねてくるなんて…そう思いながら。 しかし子豚Aは知りません。この美しい女性が、兄弟達と入った館の主…甘味の復讐に燃える恐ろしい魔女、マッコだと。 そうとも知らず子豚Aはマッコに尋ねました。
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