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子豚A
「それで、いったい何を探しているのかなお嬢さん」
マッコ
「実は屋敷を留守にしている間に泥棒に入られてしまいまして。その泥棒は私からある物を盗っていきました」
子豚A
「それは大変!それでその盗られた物とは?」
マッコ
「それは…冷たい魔法の箱にしまってあった私のスイーツです」
子豚Aはギクリとしました。まさか自分の目の前に立つ美しい女性、マッコが兄弟達と入った館の主だとは思いもしなかったからです。
子豚A
「えっと…探してもスイーツならもう泥棒の腹の中じゃないですか?諦めて帰った方がいいよ…それじゃ」
オロオロと動揺した子豚Aは、バタンと扉を閉めてしまいました。しかし、それで諦めるマッコではありません。
マッコ
「私はスイーツを探しているのではありません…スイーツを盗った泥棒を探しているのです。何か知りませんか?」
子豚A
「し、知らない!?俺は何も知らない!?」
マッコ
「……本当に?」
子豚A
「し、しつこいぞ!?早く帰れ!?」
ガチャガチャガチャ!
子豚A
「ヒィ!?」
マッコは扉を開けようとします。しかし鍵がかかっていて扉は開きません。
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