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マッコ
「扉を開けて下さい」
子豚A
「い、いやだ!?帰れって言ってるだろ!?」
マッコ
「開けなさい」
子豚A
「いやだって言ってるだろ!?帰れ帰れ!?」
マッコ
「いいから…ここを開けろ、この盗人が!?」
子豚A
「ヒィィぃいいい!?盗んでない盗んでない!?俺は盗んでない!?」
子豚Aは怯えました。自分の嘘に女は気がついている。自分がスイーツを食べたのを知っていて女はここに来た。そう確信しました。
子豚Aは身構えました。しかしどうでしょう…扉を開けようとする音はピタリとやみました。
子豚A
(諦めたのか?)
子豚Aはそう思いました。外を確かめる為に恐る恐る扉に近付く子豚A。そして子豚Aはドアスコープを覗きます。
子豚Aは目を見開きました。外ではマッコが藁の家に腕をのばし何か呪文のような言葉を唱えているではありませんか。
子豚Aはその光景を見てとっさに伏せました。
次の瞬間、ゴオウともの凄い音をたてて激しい風が藁の家を襲います。
マッコが魔法を使ったのです。藁の家はあっという間に吹き飛ばされてしまいました。
マッコ
「ノックノック。おじゃましま~す」
マッコは子豚Aに近付きます。
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