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〇
で、今ここは宇宙空間。前方には多数のドルガル艦隊。そしてすぐ横にはドルガルの皇女。さて、どうやって戦おうか。考えても時間の無駄だ、よし。
「レン、敵の正確な数と位置を教えてくれ。コイは、レンの護衛。ハルは俺と最前線。イクは俺らの援護を頼む。行くぞ!」
『了解!』
今からちょうど三十分前、七一七番ゲート。
「遅い!何をしていた、カケル」
やっぱり怒られるか。仕方ない我慢しよう。
「ある国の皇女とお話をしておりました。遅れてすいません」
たく、ここまで遠すぎる。三百メートルぐらいあったはずだ。
「まあいい。君たちにとっては、初戦闘となる。だから、念のため、FM艦隊に協力してもらう。FM艦隊、自己紹介をしてくれ。まずリーダーからよろしく」
「前期リーダーの、睦月だ。よろしく。」
「如月です。よろしく」
「弥生です。よろしく」
「卯月でーす。よろしくー。
「皐月です。よろしくお願いします。
「白き死神じゃなかった、後期のリーダー霜月です。よろしく。
「...水無月...よろしく...
「文月です。よろしく
「葉月でーす。よろしく。
「長月です。
「神無月。
「師走です。よろしく!」
「こんな感じのメンバーだ。悪いやつはいないが、変なのはいる。死神は信じるやつがいるからやめろ。」
「えっ、うそだったの。」
「コイ、死神はこの世にいないぞ。いるのはあの世だけだ。」
「どうだろ、さっきそれっぽいの見たけど。」
「ハル、冗談はやめろ。ただし、本当にいたなら、連れてこい。」
「時間がないから、手短に説明する。新しい機体は、練習機や汎用機と操作はほぼ同じだから大丈夫なはずだ。ただ、君たちはドルガルの機体を見たことがあるか。」
『いえ、ありません』
「ドルガルの皇女のなら見たことがあります。」
「なぜそれを。」
「実は、さっき言ってたある国の皇女というのは、ドルガルの皇女のことです」
「彼女がなぜ、あなたと...」
「僕にもそれはわかりませんが、彼女もこの作戦に参加するようです。」
「なっ、ドルガルの皇女が作戦に出る?誰が許可を出したの」
「私だ。」
「お父様、あっいえ指令。」
「そろそろ時間だ。全員生きて帰ってこい。」
『了解!』
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