第一章 

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はあ、これでいかなくて済む。試験には行きたいんだけど、今日の試験監督があの人じゃな。今日の試験監督は、あの見た目はとても美人で人気があるのだが、性格が怖すぎて誰も近付かない。 「彼女は、本当はとてもいい人なのですよ。私をここで自由に行動できるのも彼女のおかげです。それに彼女は、おそらくドルガルを殲滅できるほどの技量の持ち主です。なぜ、今は戦わず、キャリア官僚として働いているのかは知りませんが。そんなことより、どうして点数を満点の五割にしてほしいんですか、別に満点だってできないわけじゃないんですよ」 元々は、パイロットだったんだ。あの人もそんな時代が。なんで五割かって、今まで全部のテストを五割で通ってきたからな。逆に五割じゃない方が居心地が悪い。てか、別にそんなことはどうでもいい。なんで俺の思ってること分かってんの?ドルガル人って他人の思ってること理解できるのか。     
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