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「……ってな感じで、そこで目が覚めたんですよ」
昼。
巡察の合間に昼食を取りながら、誠は先輩の湯山透に今朝の夢の話をしていた。
「へぇ~。同じ夢をねぇ~……半年も前から……ふーん……」
さすがに気味が悪いと、熱心に語る誠とは対照的に、湯山は難しい顔でスマホをいじりながら、話半分に聞いている。
「先輩!聞いてますかー? 」
「よっしゃー!!やったぞ誠! 」
誠がいい加減に話を聞いている先輩の肩を揺すった瞬間に、湯山が歓喜の表情を浮かべて跳び上がるように立ち上がった。
「何がそんなに嬉しいんです? 先輩」
「あぁっ? これが喜ばずにいられるかよ! ほら!ちょっとこれ見てみろよっ!」
湯山は鼻息を荒くして、誠の目の前にスマホを突き付けた。
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