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これを見ている人たちに伝えたい。
大学2年生の俺は頭もそこまで良くない、顔も悪くは無く良くも無く言っちゃえばどこでもいるような顔だ、身嗜みはまぁまぁ気にする程度のなんだが
何が言いたいかこれじゃ伝わらないと思うが伝えたい事としては僕が平凡で平坦な人間だという事。
そんな平凡で平坦な俺の何気もない大学生活の話し。
朝、日が出ると同時に目覚しが鳴る。
ピピピピピピピピピピィ…
「はぁー」
目覚ましを止め、ベッドから起き上がって身支度をしながらいつも通りTVの電源を入れて面白くもない話題ばかり取り上げているニュースを見ていた。
ピンポーン、ピンポーン×2
チャイムがなり俺は気だるそうに扉を開ける。
「朝っぱらから誰だよ 」
ガチャン…
「おはよー!!!起きてるー?ヒロー??」
ドアを開けた先にセミロングで背は低めだがすらっとしていてスタイルのいい女性が立っていて最悪な事に俺はこいつを知っている。
「起きていなきゃドア開いてないだろ真白」
朝からうるさく…うるさく(大事な事なので二回言った。)押しかけてきたこいつは笹松真白、同じ大学2年生の応用生命科学部に属し、悔しい事に周りや他の学部の人から可愛いく誰にでも優しいと評判のいい奴だ。(胸が小さい事は気にしているらしいが…)
「ってかヒロって言い方止めろ、俺には真田宏人って名前があるんだ。」
「いいじゃーん!そっちの方が呼びやすいし~」
「お前がヒロって言うせいで他の奴から馴れ馴れしいぞとか思われるこっちの身にもなってくれ」
真白は大学でもヒロと言ってくるせいで他の学部の男性陣に睨まれる日々を過ごしているのだ…
「それはそれは~役得って奴ですね~!どうですか?他の人が注目する私に愛されてる心境は???」
「誰が役得だ。愛されてると言うよりからかっているの間違いだろ、ただこのアパートでお互い一人暮らしで隣同士って以外何もないだろ。」
「同じ学部でもあるけどね~だってヒロからかい甲斐があるんだもーん。前なんて短いスカート穿いてヒラヒラさせてるだけでチラチラ見てたもんねー」
「そ、そんな事ない!!(アレわざとだったのか…見えそうで見えないのを計算でやるとかビッチめ)」
そんな他愛もない話しをしながら部屋を出て大学に向かう。
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