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その人たちと話す時、
「昔はね…」「あの頃はね…」と、
昔話みたいな枕詞ばかり使っている自分に気づきます。
まるで常田富士男さんか市原悦子さんになったよう。
まんが関内昔ばなし。誰じゃつんつん娘は
…と続けて書きたくなるけれど、
つんつんどころか、目をらんらんと輝かせて、
そんな話を聞いてくれる人たちもいます。
あの負けて当たり前だった頃を、
「暗黒時代」とさらっと称するのは、とても簡単なこと。
だけど、決して、暗くて辛い話ばかりじゃなかったこと、
あの頃でなければ味わえなかったこともたくさんあることを、
ちょっとだけ早く
「ベイスターズにいてもたってもいられなくなった」人たちは、知っているのです。
ホッシーファミリー、ブーブにエキベー。
「熱き星たちよ」の曲終わりに空高く飛んでいたdiana。
ハーパーソーダ半額。
左手にグローブ、右手にベイドッグ。
勝利の「熱き星たちよ」ジャズバージョン。
ピンクリボンイベント。
ブーテキ。
試合前の、加地社長との握手。
etc...
このベイスターズを、ハマスタを、大好きだと言ってくれている人たちに、
もっともっと、ベイスターズのいろんなことを、伝えたい。
それがたとえ、昔話だったとしても、
「ベイスターズに、いてもたってもいられなくなった」人たちに、
まだたくさん、知ってほしいことがある。
今を楽しむ、それだけでも十分。
だけど、歩んだ歴史を知れば、
もっときっと、ベイスターズを、好きにならずにいられなくなるから。
人がいっぱいのハマスタで、今度はどんなことを話せるだろうか…
そんな楽しみを携えながら、またこの足は、ハマスタへと向かっていくのです。
「Tomorrow is another day.」
また違う1日が、やってくる。その次の日も。
積み重なったその日々が、
これからも歴史となり、物語になっていくことでしょう。
さあ、今日は、何があるのでしょうか―
また始まるこの1日に、いてもたっても、いられないです。
そして、どんなに辛い時でも、
くちびるには、あの歌を。
"レッツゴー・ベイ 不器用でカッコ悪くても"。
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