夢見ない女子高生

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「はじめまして、典子チャンよろしくね」 優しく頭を撫でてくれたおじさんはクッキーみたいな甘い匂いがしていた 「煎餅とケーキの違いはあれど同じ菓子職人だ。仲良くやりましょう」 ご機嫌な父の声におじさんはイイヒトなんだと思った おじさんの後ろから私と同じくらいの小さな男の子 「息子の庸一です。来月で4歳になります」 来月で4歳 私と同じだった 「私典子だよ、来月13日で4歳なの」 男の子は怖ず怖ずとだったが話し出した 「僕庸一です。21日で4歳…」 私は同い年の遊び相手が出来たことが嬉しかっ
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