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「朝のニュースです。まずはこちらの情報です。」
その一声から始まったニュース。それを聞きながら朝ごはんを食べ大学の準備をする。
そして時間になれば家を出て駅に向かい、満員電車の中揺られながら最寄りの駅で降り大学に向かう。
講義を受け、親しい友達と昼ごはんを食べ午後の講義を受ける。
帰る時間になれば友達とまた会いカフェによって他愛のない会話を話して、そして解散する。
その足でそのまま帰るのが俺の日常だった。
なにも変わらない。ただの一般大学生の日常だった。
だけど、きょうは違ったんだ。今は七月で一番と言われる猛暑日だったせいか、俺はコンビニによってアイスと冷たい飲み物を買った。
おそらく、これがダメだったのかもしれない…いや、もう運命だったとも言えるだろう
帰りの途中に大きな公園があるのだが、俺はふとその公園に寄ることにした。
公園の敷地内に足を踏み入れると、耳元に「こっちに来て…」という少女の囁き声が聞こえた。
俺はその声に釣られるようにフラフラと足を進め始めた。
この時点で、俺はもうまともな精神になっていなかった。
公園の奥に歩みをすすめていると突然目の前に綺麗なドレスを着た少女が現れた。
「やぁお兄さん。」
綺麗な声だった。透き通る水のような、心に響く声をしていた。
「君…は?こんな遅くに公園に居たら危ないよ?」
そう言いながらも俺の思いは一つしかなかった。
この綺麗な少女を汚したいという。醜い願望。しかしその醜い願望を抑えれる気はしなかった。
変な笑いを浮かばせながら、僕はその少女に近づく。そして少女は逃げるでも、攻撃してくるでもなく屈託のない笑顔を見せながら俺を見てくる。
ああ…もう抑えきれない。
目の前にまで行くと、俺は無意識のうちに少女を押し倒していた。
「ああ…ああああああああ…もう我慢ができない!抑えきれない!!君を犯す!俺色に染め上げる!恨むなよっ…逃げなかった君が悪いんだからさぁ!」
少女のドレスを乱雑に扱い、そのドレスを破りながら脱がせていく。
彼はもう、その時点でその少女に取り憑かれていたのだ。
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