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「アライグマ・・・いや、エマーさん。」
「なあに?」
「やっぱり、自分。君を連れて行かない。『幸せ』は、自らの手で掴むってことをエマーさんから教えて貰ったから。
自分、今までの犬生(自分のカラス生活時代の鳥生も含めて(ぼそっ))、ずーっと悩んでたんだ。
何で自分だけ不幸なんだろうか?と。
『不幸』なんだということは、自分で何も『幸せ』になる努力をしてなかったことなんだと。
ありがとう!!アライグマのエマーさん!!貴女に出逢って、海を渡ってきて本当に良かったと思うよ!!」
ビーグルのキィオは、ギュッ!!とアライグマのエマーを抱き締めて言った。
「おーい!そこのクレイジードッグ!!ミーのフィアンセにナニしてんだ!!」
向こうで、他のアライグマが怒鳴りこんできた。
「あ、わんちゃん!私のフィアンセを紹介するわね・・・あれ?居ないわ?
何処へ行ったんでしょうね?」
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