1#謎のヒヤケ?

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 「イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!抱きつくな!!抱きつくな!!イエテ!!抱きつくな!!」  野良ビーグルのキィオは、友達の雑種のバスターが身体を思いっきり触れられる度に、激痛が走ってバタバタと悶絶した。  「イエテよ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!サンバーン!!」  「犬がヒヤケ?今問題のヒアリじゃなくてヒヤケ?」  「ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!」  キィオは更にギュッと抱きしめるバスターのせいで更に更に身体中の痛みで発狂寸前だった。  「何ヒヤケって?日焼け?犬が日焼けするわけねーだろー!!」  「だって!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!  ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛いィィィ!!」  バスターがキィオに触れる度に、キィオはバタバタバタバタバタバタバタバタと暴れまわった。  「痛い痛い痛い痛いヒヤケヒヤケヒヤケヒヤケ!!ぎゃあァァァァァ!!」  「だから『ヒヤケヒヤケ』ってうるせえんだよ!!犬が日焼けするわけねーだろ!!  それとも、お前も俺の身体が汚がってるのか?!」  「ち、ち、違うよォォオォ!!」  「さては、わざとパフォーマンスしてるんだな?パフォーマンスしてんじゃねーよ!!」  「パフォーマンスじゃないってば!!」  「もういい!!お前とは絶交ね!!もうお前の顔なんかもう見たもくねえ!!じゃあな!!」  激怒したバスターはキィオを突き飛ばすと、捨て台詞を吐いてスタコラサッサと去っていった。  「痛てええええええ!!バスターァァァァァー!!誤解だよォォォォォーー!!痛てええええええェェェェェ!!」  
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