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「イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!イエテ!!抱きつくな!!抱きつくな!!イエテ!!抱きつくな!!」
野良ビーグルのキィオは、友達の雑種のバスターが身体を思いっきり触れられる度に、激痛が走ってバタバタと悶絶した。
「イエテよ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!サンバーン!!」
「犬がヒヤケ?今問題のヒアリじゃなくてヒヤケ?」
「ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!」
キィオは更にギュッと抱きしめるバスターのせいで更に更に身体中の痛みで発狂寸前だった。
「何ヒヤケって?日焼け?犬が日焼けするわけねーだろー!!」
「だって!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!ヒヤケ!!
ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛い!!ヒヤケ痛いィィィ!!」
バスターがキィオに触れる度に、キィオはバタバタバタバタバタバタバタバタと暴れまわった。
「痛い痛い痛い痛いヒヤケヒヤケヒヤケヒヤケ!!ぎゃあァァァァァ!!」
「だから『ヒヤケヒヤケ』ってうるせえんだよ!!犬が日焼けするわけねーだろ!!
それとも、お前も俺の身体が汚がってるのか?!」
「ち、ち、違うよォォオォ!!」
「さては、わざとパフォーマンスしてるんだな?パフォーマンスしてんじゃねーよ!!」
「パフォーマンスじゃないってば!!」
「もういい!!お前とは絶交ね!!もうお前の顔なんかもう見たもくねえ!!じゃあな!!」
激怒したバスターはキィオを突き飛ばすと、捨て台詞を吐いてスタコラサッサと去っていった。
「痛てええええええ!!バスターァァァァァー!!誤解だよォォォォォーー!!痛てええええええェェェェェ!!」
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