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にっぽんの海域へ、海岸へプカプカとどんどん向かって行く。
グースカ。グースカ。グースカ。グースカ。
・・・・・・
・・・・・・
「セルパくぅーん！はいっ！！アライグマ持ってきましたーーっ！！」
ばしゅっ！！
「あーーーっ！！自分の命の恩人がーーー！！」
早速にっぽんに帰郷した犬のキィオは、ビリビリに引き裂かれたアライグマのエマーマットに呆然とした。
「ねえ、ひとを舐めてるの？同じビーグルなのに、そんな態度はあんまりだよな？！」
ジト目のセルパは、ブルブル震えるキィオの胸をどん！と押した。
「ひいいいい！！痛い痛い痛い痛い痛い痛い！！日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいいい！！痛いいいいいい！！」
キィオは、押した胸を押さえれドタバタと暴れた。
「ちょっと押しただけだろ？！何でオーバーアクションするんだ？」
「だって・・・日焼けしちゃったんだもん！！英語でサンバーン！！」
「ざけてんのか？」むにっ。
．「うぎゃぁぁぁぁぁ！！痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い！！日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいいい！！痛いいいいいい！！」
「さては、日焼けし過ぎて火傷してんな？お前、何処で身体焼いた？」
「米国ですぅ！！」
「米国だぁ？なら何でアライグマを持ってこなかったんだ？！」
「だって、アライグマはここでとても幸せを・・・」
つん。
「ぎゃああああああ！！痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い！！日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいいい！！痛いいいいいい！！」
「あー面白い！！」つんつん。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！痛いいいいいい！！日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け日焼け痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいいいいい！！痛いいいいいい！！」
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