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P氏は兎にも角にも、帰ってくると思いしばらく女神たちを待っていた。
以前にも、母子だけで何日間か家を空けることもあったし、そして何よりもP氏を忘れたり悲しませたりするなんてことはないと思っていた。
P氏には時計を見る能力はなかったけれど、外が暗いか明るいのかくらいは判別が出来た。
そうそれは、P氏が7回目の夜を迎えた時。
P氏の中で大きな大きな音を立て、心のシャッターが閉まる音が確かに聞こえた。
「ゴゴゴゴゴゴ.....」
何度も何度ももがいて水面に上がっても、実験の為にその度に人間に沈められたネズミの様に。
そう、その正体は
絶望。
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