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図々しい年上の恋人は、外のことなどお構いなしで大輔にチョッカイを出し続ける。
「あの、晃司さん……もう誰か呼びに来るから……離してほしいんですけど……」
「イヤだ。大輔の制服姿が格好よすぎて……たまんない」
「……だ、ダメ……せい、ふく……皺に……んっ」
途切れがちな抗議の囁きは、あっさり塞がれる。熱い唇で――。
数か月ぶりの制服を着た大輔は、晃司に抱きすくめられ、恋人の甘いキスに蕩けた。
晃司はといえば、いつもの背広姿だ。今日もネクタイは緩み、シャツのボタンは一つ開いている。
制服の大輔を抱きしめ、口づけながら、晃司は体中に手を這わせた。ジャケットの上から胸を撫で、ズボンの上から優しく尻を揉み、太ももからもっと危ない場所へフェザータッチで指を滑らせていく。
「んん、んっ、ぅんん……」
抵抗しようにも、唇をピッタリ塞がれて声を上げられない。隙間なく唇を重ねられ、恋人の熱い舌で口内を舐られてしまえば、大輔はほぼ無抵抗になってしまう。
きれいにアイロンのかかった制服を、晃司に好き勝手に弄られて皺が気になるが、どこを触られても気持ちがいいので、やがて体中から力が抜けていく。
「ね、こう、じさん……ほんとに、もう……行かないと……」
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